わが家の益子移住記念樹(^^; コブシが咲き始めました。
🎶・・・こぶし咲くあの丘 北国の ああ北国の春
千昌夫の歌った『北国の春』のひとふしを、
つい鼻歌まじりに歌っています。
東京生まれの私には帰るべき故郷と言える所は無いのですが、
強いて故郷として思い描くのはどこと聞かれれば、
やはり北海道のかつての小清水村ということになるでしょう。
縁故疎開で二年間居たことのある小さな村、
そう、
名高い知床半島と原生花園の近くにあった村で、
今は町になっています。
私はこの村の小学校で一年生になりました。
高台にあった伯父の家の裏には、
コブシの大きな木がたった一本聳えるように立っていて、
戦火の東京から疎開して来た者たちを驚かせたものでした。
そこにはサイレンの音も探照灯の光も無く、
B29の爆音も縁の下の暗い壕の不安や不気味さもありませんでした。
そんな「こころのふるさと」の木としてコブシを植えたんです。
ようやく十年めを迎え、
今は四メートルほどの木になりました。
コブシの特徴(画像はクリックしてご覧ください)
①花はあっちこっちを向いて咲く モクレンだと花は上を向いて咲くそうです
②花の付け根に葉が1枚ある モクレンには無いそうです
③花弁はガクの3枚を加えて9枚あります モクレンはガクの3枚は無いそうです
④花の底の部分が赤い モクレンは白いそうです
*******
庭の東の外れでは、
今年もまたカタクリが咲き始めています。
昨日までに十三の花または蕾が数えられましたが、
今年はどれほどの花が咲くのか、
七十、
いや百を超えるかなと、
これも楽しみです。
あと十年、二十年ののちに、
東の杉木立から北の谷にかけて、
せめて数百の花が咲くようになればと思っています。
益子にもカタクリの咲く谷があるとしたら、
それはきっと喜ばしいことでしょうから・・・。
*******
町道の側、
ツリーハウスのある西側のくぬぎの木の下では、
シュンランがひっそりと咲いています。
この花たちを摘んで、
花の環にしたなんて凄いことをのたまうおばさまもいらっしゃいます。
でもね、
できることなら、
そっと静かに見守ってやってください。
お願いします(^^;
*******
最後に、
先週ご紹介したミツマタですが、
わが家の西坂に自生しているミツマタも今が見頃です。
前略、Nちゃん、
都会生活でくたびれたのでしょう。
益子の辺鄙な山の中へ遊びにいらっしゃい。
一日ゆったりとお過ごしになって、
心身を解き放ってみてはいかがでしょう。
それではお待ちかね(誰がぁ)、
今週のパン画像です(^^♪
米麹(こうじ)から起こした酵母で焼いた十六穀入りのパウンド・ブレッド、
略して「ごぱんど」(^^)
いろいろザクザクと雑穀やうるち米を混ぜた食事パンです。
酵母の微かな酸味がこのパンを特徴づけているようです。
これは近々店頭に登場の予定です。