栃木に住まいするようになってから
稲作・畑作の推移するさまを見ながら時折「暦」を眺めることが多くなりました
「暦」ってね
一年十二カ月の各月を前後二つに分けて「二十四節季」とし
「節季」をおよそ五日ごとに三つに分けて「七十二候」としてあり
今は「二十四節気」の「白露」にあたり
「白露」をまた三つに分けた「草白露」にあたるというわけ
ややこしい?
一年12か月を二つずつに分けると12×2=24
それを三つずつに分けりゃ24×3=72
その一つずつに名前が付いているという話です(^^♪
雨後の雨の雫のように見えますが
これは夜露が凝集して露になったもの
なるほどちゃんと草の葉に露の球がびっしりです
この季節
例年よりは少し早いようですが
近くの農家は白々明けから起き出して刈り入れの準備をなさるようです
いつもの散歩道には農家の方たちの姿がちらほら
今年はいくつも台風が押し寄せて来ましたし
大雨や突風などもあって稲の倒れている田もあり
刈り入れの時機を判断するのが難しいのでしょうか
早暁にコンバインの音す草白露
農家の庭先にサルビアが咲いています
ブルーセージも咲いています
サルビアとセージと
この花たち色こそ違え何だか似ていると思っていたのですが
どちらもシソ科サルビア属といい
英名がセージだと知って納得
因みにサルビアとは「ヘルシー」を意味するラテン語とか
大昔に取材でロシア(当時はソ連邦)へ行った時
例の肥ったご婦人たちが
花畑でサルビアの種をせっせと(おしゃべりばかりでチンタラだったかな)
収穫しているのに出会いました
そんなもの何に使うのか
染料にでもするのかと思った覚えがありますが
これってハーブだったのですね
セージと言われてなるほどと思いました
シソ科の植物もエライですね
サルビアついでに日本のシソ科サルビア属
キバナアキギリ Salvia nipponica をご紹介します
もうすぐ咲きます
これは昨年撮影したキバナアキギリです
西の谷にちょっとした群落を作ってくれています
これも何度かご紹介したナンバンギセルです
鳥取のままねこさんから送っていただいた種から成長したものです
この花の不思議は
例年何故かすすきの株の根回りに芽を出す事です
今年の蕾は現在5つを確認しています
すすき2株に咲いていたのですが
もう一株の方は今年は芽を出していないようです
さてドンジリに控けぇしは
ヒガンバナです
これはわが家の西の坂を上り詰めた辺りに毎年顔を出す自生種です
死人花なんて言って嫌う人も多いそうですが
僕はまるで頓着なしです
今朝
今年初めて咲いたこのヒガンバナはちょっと小振り
粋なかんざし曼珠沙華
まだ上げもせぬ黒髪の
少女にこそ挿せ緋かんざし
お願い
大きくしないで