ここはどこ
いやご近所のみなさんはご承知のことでしょうから
この場合は埼玉県外の君のために書いていますので・・・
ここは埼玉県浦和市
おーっと今はさいたま市浦和区というのかな
京浜東北線沿線のとある公園
駅名なら北浦和のすぐ近くの公園
駅を西側に出て徒歩でほんの二、三分か
緑の多い美しい公園だね
何故かこの界隈はパリの雰囲気がしていたりする
そんなのボクだけかなぁ
奥にこんな建物があった
埼玉県立近代美術館
硝子窓の建物を格子が覆っている形か
外からの何らかの力から何を護っているのか
そりゃ何の力かね
ここで開催中の展示は
『ディエゴ・リベラの時代』展
「メキシコの夢とともに」とサブタイトルがある
メヒコと言えばアメリカとの関係で何かと話題になる
いや今なおこの国はアメリカにとっては目障りらしい
だから長い壁を作ってしまえなどと言う奴までいる
中南米はいい色と音と体温を持っている
何かと魅力的だ
メヒコの美術は
「革命後の1920年代に独自の展開を遂げて隆盛を極め世界の注目を集めた」と
入場料を払った時に頂いたペラ一枚の案内に書いてあった
あれだよ
あの壁画運動だよ
あの運動に積極的に関わったのがディエゴ・リベラ(1886-1957)ということらしい
「画才に恵まれ」て10歳で美術学校に通い フム
弱冠21歳でヨーロッパに留学して フムフム
キュビズムなどの「最先端の画風を試み」たか フム
かのピカソとも交流があったのか フーン
例によって館内は撮影禁止
なのだろうと自粛したから
このパンフからの画像しか無い
上野の森美術館など
曜日によって館内撮影を許可しているところもあるのに
たいていの美術館は撮影禁止
権威主義か保護主義か
もっとも
有象無象にパシャパシャと耳元でシャッターを切られるのも嫌だが
リベラの初期から晩年に至る画業の中から
油彩画・素描・版画などを展示しているが
リベラの作品だけなら30点しかない
壁画を運んで来るわけにゃ行かんもな
てなわけで同時代のメヒコの様々な美術の動向を伝える
多く画家たちの作品の数々も展示されているということらしい
すべての作品を見て回ったら腹が空いているのを思い出した
そう言えば昼を食べていなかったぞ
というわけで1階にあったレストランに入った
「閉館までですが」という
時計を見たらあと30分も無い
「構わんよ」と言ったら
「コーヒーとケーキですが」と来た
それも「いいよ」と応じた
この際何でも口に入るものを口にしなければならないもね
・・・いろいろと病気もちなもので
で出て来たのがショコラ付のコーヒー
本当はメニューにあった「玉ねぎパン付のハンバーグ」狙いだったんだけどなぁ
外へ出たらもう薄暗かった
こちらから見ると巴里というよりニューヨークの裏町の公園てとこか