ウチのご飯は近くの農家さんから購入のお米・玄米を炊いたものです。
この玄米を時折精米しているのですが、
玄米から酵母を起こしているなんて話を聞きまして、
さっそくやってみました。
ざっと洗った玄米を容器に入れて水を注いで湯沸かし器の上に放置。
ちょっと熱過ぎないかと思ったのですが、
毎日水だけ替えて三日するとどうやら発芽したようです。
上の写真を拡大してみますと、
ねっ、
米の粒から角のようなものが出ていますよね(^^)/
ここから発酵瓶に移して三日ほどすると、
ぶくぶくシュワシュワになりました。
ずぼらを決め込んで、
発芽までは二回ほど水を変えましたがあとはずっと放置したままです。
こうまで素直に発酵してくれたのですから、
ちゃんと元種にしてやりましょうね。
強力粉10グラムにここまで発酵してくれた液種10グラムを加えて混ぜる。
次の日もその次の日も同じく粉10グラムと液種10グラムずつ加えて三日目、
合計は粉30グラム液種30グラムの60グラムです。
さてその翌朝、
ということは四日めの状態はこんなです。
思ったより不活発かなぁと半ばがっかりしながらパン生地を作りまして、
6時間経ってもさほど膨らんでいるようにも見えません(^^;
このまま放置して前発酵生地・パートフェルメンテにするかとも考えたのですが、
それもすでにあれこれ冷蔵庫の中に保存されていまして・・・。
これを焼いて膨らむ可能性はほとんど無いと思いながら焼成してみました。
蒸気もたっぷりめに入れて。
焼成開始3分。
天板の上でのっぺりとしていた生地の先端がむくっ、あれれ。
5分を超えると、
全体が見る間に膨らみ始めましたぞ。
生地が柔らかすぎてクープはほとんど切れなかったのですが、
そんな「クープ跡」を完全無視!
勝手に切れ目が出来てうぉっ(^^)/
こりゃまた甘~いもっちり生地のカンパーニュに焼けました。
お米の産地でパン屋さんをやっている以上、
お米から酵母を起こしてパンを焼く試みも必要です(^^♪