快活 陽気 愛嬌 春の幸せ
これらはみんなヒメオドリコソウ・姫踊り子草の花言葉
白い小さなのがヒメオドリコソウの花
白ではなくて少しだけピンク
昨年中から咲き始めて
厳しい霜の朝にもめげずに咲き続けたホトケノザや
いつの間にかグンと背丈の伸びたナズナの草叢に遠慮がち
この花にいくつも花言葉があるなんてちょっと不思議だ
どこが踊り子なのか
どこを踊り子に見立てたのかボクにはわからない
いまでこそホトケノザとの違いは見えるけど
つい何年か前はよく間違えた
全然違うのに
*
東の外れは雑木林
元々は丹念に植えられて育った杉の林だったのに
藤が絡まり
小鳥たちの運んで来たさまざまな植物が樹間を埋めた
それを雑木林と勘違いしていた
そこのほんの外れを拓いて灌木を取り払ったら
途端にスミレたちがわっと芽を出した
再び杉が枝を伸ばしたら
スミレたちはまた長い眠りについたらしい
福寿草を植えたが
あまり広がらない
きっと木漏れ日が足らないのだろう
イワウチワは今が花時
優し気なピンクの花はまだ儚げで恥じらいを知る
カタクリは毎年徐々に谷を滑り下り
暗い林をようよう脱したらしい
片葉が何百も顔を出しているカタクリ最前線
今に千の花が咲いて人々を不思議がらせるかな
どうしてこんなところにカタクリが群生しているのかと