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Channel: KANTO's パン焼き人は荒です(^^♪
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『もうひとつの美術館』を訪ねる

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イメージ 1廃校になった小学校の校舎を利用して、障がい者のアートを展示している美術館があります。

『もうひとつの美術館』という名の小さな美術館です。

朝日新聞にこの美術館を紹介する記事が載ったのは昨年11月1日のことであり、いずれ訪ねようと思っていたところ、知人が行って来たと聞いて出かけることにしました。

9月1日、栃木県那珂川町小口を訪ねました。
那珂川町は、益子町からだとまっすぐに北へ向かっておよそ50分ほどに位置します。
近くには馬頭温泉があり、以前にご紹介したこともある『いわむらかずお絵本美術館』もすぐ近くです。

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『もうひとつの美術館』とは思えば「妙な」ネーミングですね。
そのことについて「こうだ」と書いてある資料は見当たらないようです。
昨年11月1日付の朝日新聞に、
この美術館の館長である梶原紀子さんへのインタビュー記事があります。
「・・・ハンディキャップのある人たちの創作活動を引き出す人や、表現する場の必要性を感じました」
とあります。

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公的私的を合わせて日本にどれほどの美術館があるか私は知りません。
「障がい者の芸術といえば山下清だけがぽつねんと輝くスターで、ほかに見る機会はありませんでした」と梶原さんが言う状況は今もそう変わっていないでしょう。
つまり、
そういう「もうひとつの美術館」があるべきということでしょう。
これは私の解釈です。

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魚板を叩いてさっそくお邪魔しました。

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エントランスの両側にも作品が並んでいます。

入館料800円 開館時間は10:00~17:00 月曜休館
〒324-0618 栃木県那須郡那珂川町小口1181-2

9月4日までは『ルンビニーふたつ』と題した企画展を開催中で、
9月17日から12月11日までは『もうひとつの渡辺豊重』展を開催の予定。
なお、
「ルンビニー」は釈尊の生誕地の地名ですが、
日本には岩手県花巻市に「ルンビニー苑」があり、
ここに「るんびにぃ美術館」が2007年に開館しています。
また栃木県足利市にも「ルンビニー園」があるとのことで、
ここから「ルンビニーふたつ」としたのでしょう。

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特別展示室は4室からなり、
力作が並んでいます。

こうした力作のいくつかがどこかの公募展に並んでいたとして、
まただれかの画集のどこかに入っていたとして、
誰もそれに否を唱えることは無いでしょう。
私にはそう思える作品たちでした。

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せめてもの涼気をお届けします。
美術館の西日を遮っているすだれです。
こうしてみると味わいがありますね、簾。

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おまけのパン画像は、
「メロンパン」です(^_-)-☆
町のパン屋さん、
なぜだか塩パンの後はメロンパンがブームになりそうな感じです。

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直径12センチくらいでやや小ぶり、
重さも110gほどです。
外被のビスケット生地がカリカリになるように焼いています。

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